第2章 入部
放課後の道を歩く私と孝支くん。
「夏妃ちゃん、どこか行きたいところない?」
「行きたいところ?・・・うーん・・・
あ、前住んでいた家・・・どうなってるのか気になります。」
「新しい家族が今生活してるけど、行く?ついでに俺ん家寄ってく?」
「行きます。外の外観だけでも見てみたいです。あと、いきなり孝支くんの家にお邪魔するのは・・・」
「大丈夫!今日親帰ってくるの遅いみたいだから。」
だそうなので家を見てから孝支くんの家に寄る事にしました。
私の家は孝支くんの家からほんの数分歩いたところにあって、そのせいか毎日のように遊んでた。小さかったからか飽きなかった。河原で遊んだり、公園で遊んだり、どちらかの家でかくれんぼしたり・・・今になって思い出される思い出。心に留めておこう。
と、考えていると、あっという間に懐かしき家に着いた。