愛おしい人の腕の中にいるような。
寒い日に、人肌に寄り添うような。
紫亜さまの作品は、そんな、あたたかさを感じる作品ばかりです。
切なさも、もどかしさも。
時には苦さも描かれている中に
それでも決して失われない優しさがお話には溢れています。
ほんの一行。ひともじ。
たったそれだけに目頭が熱くなる。
そして、その文字で綴られる世界とキャラクター達に。
すらりと心を奪われて、それぞれの想いに胸をきゅっと掴まれるのです。
文字の縁に浮かぶ色、後ろ側に見える風景、心模様。
作品と同様、文字に恋をするような気分をぜひ。
『珠』はもちろん、『粒』もお勧めです。
[投稿者] ❁ [投稿日] 2016-10-12 03:26