日本語ってこんなに美しいものなんだと、この小説を読んで本当に思いました。
何より作者様の知識の広さにより綴られる文章が新鮮で、こんな言葉知らない!と1ページ1ページ読むたびに衝撃でした。
なので読み進める際には辞書が手放せない感じだったのですが、音だけでも綺麗な言葉の意味そのものを知ると余計に物語の世界観が際立って、後半は言葉調べも意気揚々とやっている自分がいました。
最初は音だけで楽しんで、次は全体の意味を知って楽しむ、と二重の楽しみ方ができる文章力に、ぐんぐん引き込まれて行ったように思います。
素敵な作品をありがとうございました。
[投稿者] [投稿日] 2018-03-10 20:49