♡ピックアップ感謝&ボツになったシーン♡
まさかまさかのピックアップ、本当にありがとうございます!
レビューやメッセージと違い、ピックアップを押して下さった方が分からず直接お礼できなくて申し訳ありません。
ですが、心から感謝しております!
時々、書いていて苦しいなぁって思うこともありますが、投げ出したいと思ったことはありません。
私の脳内に残っている妄想を全て吐き出すまでは、どんなに時間がかかろうと、究極の駄作になろうと、こんな話でも最後まで書きあげるつもりです。
最後に、本編に組み込もうとしてボツになったシーン。
ボツになった理由は…察してください(笑)
あの…リヴァイがアレすぎたのが理由です…。
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「どうしたの、リヴァイ。こんな時間に」
突然作業場にやってきたリヴァイに、巨人の研究に没頭していたハンジは驚いた顔を向けた。
時計は夜11時を指している。
「別に。何でもねぇ」
何でもない? そんなわけないだろう。
リヴァイがハンジの部屋に来るなんて、天変地異の前触れか。
黙っていると、神経質そうに辺りを見回していたリヴァイから口を開いた。
「なあ、ハンジ・・・俺は今すぐにでも地獄に堕ちるべきなんだろうな」
「え?」
「俺は・・・アイツには幸せでいて欲しい。そのためならどんなことでもする」
“アイツ”としか言わなかったが、それが誰を指すのかハンジはすぐに分かった。
「だが、何故だろうな。他の男の手によって幸せになるのを見るくらいなら・・・不幸になればいいと思ってしまう」
「リヴァイ・・・」
「というか・・・アイツが誰かと幸せになる前に、この手で恐怖のどん底に陥れてしまうかもしれねぇ・・・」
・・・何を言いたい・・・?
ハンジは背筋に冷たいものを感じた。
「だからハンジ・・・その時は頼む」
「何を・・・?」
「その時がきたら、迷わず俺を捕捉しろ。対巨人用の捕獲器具じゃねぇと俺は倒せねぇぞ」
「・・・そんなこと、できるわけないでしょ」
ハンジは真剣な顔で首を横に振った。
しかし、リヴァイは引き下がらない。
「お前にしかできねぇだろうし、何より・・・」
どうあっても、アイツには幸せになってもらいてぇ。
そう言って、切なそうに顔を歪めたリヴァイ。
ハンジはどこまでも不器用な男をしばらく見つめていた。
しかし、最後はその想いに応え、静かに首を縦に振った。
[作成日] 2014-09-18
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