▼後編です。こんなとこまで読んで下さってありがとうございます。
Q07.夜も更けて、いよいよお待ちかねのベッドタイムと云う時に無情な報せが。彼の世界から迎えがやって来たのです。さて、それは誰だった?
「いやー、お楽しみのとこ悪いね?」
落ち着いた女性の声が聞こえた。リヴァイさんはその声に不機嫌そうに顔を上げる。そしてもちろん、私もその声に聞き覚えがあった。
「チッ、クソメガネ……」
「ハンジさん……!」
「あ、あれ?君、私とどこかで会ったことあったっけ?」
私に名前を呼ばれたことが余程不思議なのか、ハンジさんは首を傾げながら知り合いの名前を呟いている。漫画やアニメで一方的に知っている私からすれば、その反応はむしろ当然だった。
だから、私はこういう言い方をした。
「……気にしないでください。リヴァイさんを、迎えに来たんでしょう?」
Q08.別れの時……涙を流す貴女に【リヴァイ】はそっと歩み寄ります。二人が交わした最後の言葉とは?
「……お前、何笑ってやがる」
「笑って……ふふっ」
笑ってない、と言おうとしたがだめだった。リヴァイさんとハンジさん、二人がこの空間にいることがなんだか可笑しくて仕方がない。
寂しくない、と言えば嘘にはなるが、ボロ泣きして二人を困らせるのは嫌だという気持ちもあった。
「ここは私に任せて先に行ってください!!!」
「ちょっ、それ死亡フラグだよ!?」
二人の体が光に包まれていく。リヴァイさんがここに来たときも、本当はこんな風に光に包まれながら来たのだろうか。
光は次第に大きくなり、目も開けられないほど強いものになる。無理やり目を開けてその光景を食い入るように見つめるが、気がついたときにはリヴァイさんもハンジさんもとっくに見えなくなっていた。
最後に残されたのは、無機質な自分の部屋と、説明のつかないような思い出だけ。
思いは何一つ言葉にならなかった。
ただ、リヴァイさんが消える直前に口にしたその一言だけが、私の脳内にずっと焼きついていた。
「ありがとう」
Q09.翌朝、泣き腫らした目を開けると、そこは見覚えのない場所。あれ……ここって、もしかして【リヴァイ】の居る世界?!再会した二人が交わした言葉とは?
二人が消えてから、めちゃくちゃに泣いたのは覚えている。その後仕事疲れも相まってもぞもぞと布団に潜り込んだのも辛うじて記憶にある。が、わざわざこんな場所に来た、という記憶は全くなかった。
「ひどい顔だな」
「……もとからです」
昨日散々聞いた声が、私のことをまたからかっている。夢なら早く覚めてほしい。
「お前、まさか夢だと思ってるんじゃねぇだろうな」
「違うの……?」
「んなわけねぇだろ」
「っ!?」
昨日に引き続き強烈なデコピンを食らって、声にならない声を上げた。夢じゃないならどうして目の前に彼がいるのだろうか。
「今度はお前が、こっちの世界に来たんだ」
「……マジで?」
「マジだ」
Q10.ご回答お疲れさまでした。では最後にバレンタイン企画への意気込みをお願いします!
頑張るので見捨てないでください!!!(土下座)
当初の予定から1本減らして2本の予定となります……マジすまないんだぜ……。
そしてバトンは後ろになればなるほど長くなってしまった!!!相も変わらず読みにくくてごめんねっd(ゝc_,・*)
とりあえず今日のお仕事を……こてんぱんにやっつけてきます……(しにそう)
日記へのコメント
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