先日完結に漕ぎつけた「それは瞬く星のように」のあとがき兼制作秘話になります。

　ネタバレ有りかつネタバレ配慮もしていないので、ご注意・ご自衛お願いします🙇‍♀️
　中には超個人的な解釈も含まれます。あくまで個人的なものです⚠️












　元々は参加しているコミュニティでのお題「アイドル」で提出した作品だったんですが、何がどうなってこんなシリアスになったのか、まずはそこからお話ししたいと思います。


大体の流れはこんな感じです。

次のお題は「アイドルかぁ〜」と軽い気持ちでアイドルのMVを見る。
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中毒性が高いので何回も見る。
↓
そのうち「アイドルとヒーローって周囲から求められるものが似てるよな」と思い至る。
（この時ちょうどヒロアカの原作をレンタルで読んでました📖）
↓
アイドルで歌われていることをヒーローに当てはめると……うん、オールマイトかな！
（割と真剣にそう思いました🤣）
↓
MVのテレビの表現なんか刺さるな、よし、夢主はヒーローを見る側にしよう！
お相手は……ホークスで（！？）

　この辺りでちょっと私も自分の思考回路ってどうなってるんだ？と首を傾げました😅


　そして難問にぶつかります。
　“ホークスはどんな女性に振り向くのか？”

　だって何もしなくても可愛い女性や綺麗な女性が寄ってきそうじゃないですか。
　ホークスは絶対女性人気高いですよ、特に若い女性人気がえげつなさそう。実際ハートを物理的に飛ばしていた女性ファンもいましたし😅

　そんな中、ホークスが思わず振り向く女性はどんな人だ！？と悩んで行き着いた答えが要救助者でした。
　でも単なる要救助者じゃ、スパッと助けてそれで終わりそう（言い方）
　感謝され慣れてるだろうし、それに対する未練を残さない返しも熟知してると思うので、要救助者属性だけじゃ足りない！！😣

　あと公安の立場やヒーローとしての支持率維持のために特定の誰かと交際することもなさそう🤔

　何かもっとホークスにとってインパクトがある人にしないと……


　そうして思いついたのが公安職員でホークスと似通った生い立ちを持っていて、なおかつホークスのために怒る女性でした。


　さらに内罰的な女性にするためにとても敵向きの個性を考えます←
　完全犯罪できそうな個性だと罪悪感が増して尚のことおいしいよね（オイ）

　よし、記憶を消せる系にしよう！


　この個性にも1つ小ネタを仕込んでいまして、垂線（――）で挟んだ台詞は夢主だけが覚えている言葉になります。
　相手は夢主の個性で夢主に関する記憶を失っているので全く覚えていません。
　あと、この個性の反動（？）で夢主は記憶力がとても良いです。誰に何を言われたのかずーっと覚えてる😅

　結果、かなり暗めの夢主に仕上がってしまいました💦


　また、第1章の最後の方でホークスが夢主の名前を呼ぶシーン、「いきなり下の名前呼びなの？」と思われた方もいると思います。
　これは苗字呼びだと犯罪者である両親を連想させてしまうのではというホークスの配慮です。
　（ホークス自身は鷹見姓が好きではないと思うので）


　そして一番力を入れた第5章！！
　この章は言わずもがな、「未成年の主張」のオマージュです！
　大・大・大好きな回で何度見ても泣けます😭

　でも夢主はお茶子ちゃんのように市民を説得できないだろうなと漠然と思っていて、「この差ってなんだろう？」と考えに考えて、相手の根底にあるものを見抜けるか否かという結論を出しました。

　夢主は他者から怒りを向けられると“相手が怒っている”としか認識できず、その怒りが不安に由来することまで汲み取れません。
　過去の経験もあり、“どうすれば逃げられるのか、怒りを向けられなくなるのか”ばかり考えてしまいます。

　ちなみに無表情と責められていましたが、ほんの少しだけ表情が変わっています。
　でも本当にわずかな変化なので、ホークスくらいしか分からない😅

　そんな夢主ですが、ホークスや子供達から影響を受けて少しは成長できたかなと思います☺️


　他にも原作おまけページの少年期ホークスのエピソードに度肝を抜かれ、目良さんを出すことを決意したり、夢主を荼毘と同じ施設にいたことにして第3章で会わせてアクション展開を……と考えて、やっぱりやめたりとかあったんですが、文字数の都合でこの辺りで💦


　あとがきの最後までお付き合いいただき、ありがとうございます😌

　甘さ控えめ、シリアス全開の作品ですが、楽しんでいだたけたらとても嬉しいです♪