※旦那→尾形

部屋の整理をしていたら、
懐かしい学生時代に作った
クラスお揃いシャツが出てきた。

なんとベタなシンデレラをアレンジした劇だったので、
⚫︎年⚫︎組シンデレラ、と書いてある。
2日間ある文化祭時宣伝用として作った。
今思えば青春レアイベントが2日あるなんて最高過ぎる。

で、背中にそんな感じのデザインと、
学生にありがちの、皆の名前入り。
いくら仮面ライダー人物の名前使ったり、
他の偽名やあだ名の人がいるとは言っても
何人かは本名。
個人情報がだだ漏れ過ぎな主張する背中なので、
外では着れない。
着たのは学生時代数回だけ。
でもしっかりした生地で捨てるには惜しい。

ということで、パジャマにした。

夜、お皿を洗っていると、帰ってきた尾形が第一声。

尾形「いつのシャツだそれは…」

私「えっ？逆にいつだと思う？！」

いつもこういうの全く気にしない尾形が
まさかつっこんでくるとは思わなかった！

尾形「本当を言えば男の名前が入ってるのが気にくわんな」

えっ！！
いつも全然気にしない尾形がヤキモチ、だと？！

私「そんなこと言ったってあなたも名前入り第7師団シャツ着てるくせにー！」

尾形「…」

そしてそのシンデレラなんだけど、
学生時代、役決めの時残りはナレーション、王子、生徒aしか残ってなくて、
1番目立たない生徒aにしたのだが、
セリフが少ない分ダンスせにゃならんくて、
なんか私上手かったから校内で話題になったらしい。
職員室に用事あって入ったら
今あなたの話しでもちきりよ！
と、先生達に取り囲まれてしまうレベル。
2日目は最前列に私目当てで来た人が多数。

何でかって？

何種類かあるダンスの中で
軍を抜いてソーラン節がうま過ぎるわ、
パンチラがあるわで主に男子が集まったんだわな。

残念、ちゃんと体育着短パンはいてっからな！

って言ったのに、
それでも良いから観たかったらしい。
どういうことだってばよ！！

夢小説で千石君のモデルにしてる子も
練習の休憩中に階段座ってたら
横にピッタリ座って、

千石「ねぇねぇ！さっきのダンス教えてくれない？」

と、まぁ無邪気な笑顔で言ってきたり。
それを観ていた取り巻きの女子が
私をものすっっごい睨んできたので、
ささーっと距離置こうとしたら、

千石「何で俺のこと避けるのさ？！」

おめーがモテ過ぎなんだわ！
あたしゃ空気で平凡に生きたいんじゃ！！！

と、シャツ一つで色々思い出してしまった。
夢小説に生かそー（笑）