日記137続き
※旦那→尾形
私「っああ!久しぶり!!」
彼はぎこちない笑顔をみせた。
相変わらずハンサーム!
そしてごめん。
まさか本人いると思わず伝説話しちゃってごめん。
私「成人式以来だね」
「え、何?先生?」
と、私を指差す。
私「え?…いやいやいや、保護者」
「そうなんだ、俺も」
その後ちょっと盛り上がり、自分の子供の話になる。
私「どの子どの子?」
種目が始まるので、
私は小さい声で、彼の横に体を少し寄せ、耳を近づけた。
のが、いけなかった。
彼は瞬発的に、ちょっと後ろに下がった。
重ね重ねごめんである。
昔の友達感覚で、距離感バグってしまった。
これも、近すぎたよな。
種目の迷惑にならんよう、
コソコソ声で聞こうとしたのがいけんかった。
「あの、花柄着てる子」
でも答えてくれた、優しい。
しかも今気づいたけど、多分この位置、
人が少ないから、ベスポジで動画とれる。
パパ1人、子供のベスポジ撮影場所にいたに違いない。
なのにイレギュラーな私が来て、
しかも入場手前で話しかけてしまったので、
多分画角決められてない。
もう本当超ごめんである。
もう何もしゃべらねぇ。
色々謝りたいけど、文で書けたら冷静だけど、
口頭だとまた墓穴を掘るからもうほんとしゃべらない、
近づかないごめん。
その後、私もサッと少し横に移動。
彼は動画を撮り終わると、
サッと奥さんが居るであろう場所に帰っていった。
はーー、なるほどね。
なんか不倫する人の気持ちがちょっと分かった気がする。
だって、こんな運命の再会しちゃったら、
心踊っちゃうよね?
幸い、当時私が好きだったのは他の子だったし、
尾形もいるから、揺るがなかったんだけどね。
迷惑かけちゃったけど、話せて嬉しかったな。
ほころんでいると、
後ろから「いいかげんにしろよ?」と、ドスのきいた声がして、
顔面蒼白、喉がヒュってなりました。
めっちゃキレてる尾形が居て、
一気に現実に引き戻されました。
当たり前だが何人かの親がビックリして振り返ったので、
瞬発力も機転もきかず、
その場で「しーっ!💦」って笑顔でしたのが精一杯。
えっ?まって私浮気してなくない?
何で私今、保護者一部に公開処刑された?
私「今話したの見てたの?」
尾形「何のことだ」
よかった、見られてない、
セーフ、ふぃー
尾形普段嫉妬とかしないから、
たまにする嫉妬はやばいんだよね。
尾形「いいから早く合流しろ。
娘がお前探して癇癪起こしてんだ」
あ、そうだった。
着いたら合流しようとしたのに、
伝説男子と話し込んじゃってたし、
人混みが凄すぎて探すのやめちゃってた。
電話もできたはずなのに、
何でしなかったんだろ。
尾形、疲れてイライラしちゃってんのか。
私はめちゃくちゃに落ち込んだ。
結婚して、子供もいると、
友達と話すだけでも、
ちょっと油断しただけでも、
こうも色々と支障が出てしまうんだな。
その後帰り際、彼は挨拶をしてくれて、
奥さんを見たらお互い、
「あ!あなたが!」という感じでした。
まさかよく見るけど話したことない人が、
こんなところで繋がっていたなんて。
因みに、めっちゃくちゃ可愛いです。
すっぴんが既に可愛い。
それに比べ私の顔は、、と、
またまた落ち込む。
奥さんとは今まで挨拶もそんなにしなかったけど、
次の日から、
「おはようございます、えへへ☺️」
って言ってくれるようになった!
何これ!突然のなつき?!かわっ!!
こんな可愛い奥さんに、
嫉妬させちゃダメだと思ったので、
距離を置くことにした。
幼稚園で遠くから彼がめちゃくちゃ見てきて
話しかけたそうだったけど、近づかなかったぞ。
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