※旦那→尾形
※※クソ甘注意報※※
文字通り弱っているので。苦情不可
私は昨日熱を出した。
ここ数日、子供達が代わる代わる風邪を引いていたので、最後に回ってきた、という、いつものあるある、である。
結婚前の尾形は、
「大丈夫か?何かして欲しいことはあるか?」
とか心配してくれたりした。
因みに弱っている私は性癖に刺さるらしい。ユルサン。
今の尾形は、「調子が悪いかも」と言って用事をお願いすると、
アーン?って顔される。
尾形「昼は。味噌汁は食べるのか」
と、ぶっきらぼうに、ほぼ半ギレで聞いてきた。
私「うう〜ん、私は昼まだですが、お好きにどうぞ」
これは、昼用意出来ないから、尾形好きに作って食べていいよの意。
私「ん」
無性に抱きつきたくなった私は、横になりながら尾形に向かって手を広げる。
ぁアーン?!(´Д` #)
って顔した後にどっか行った。
まぁ、微妙に喧嘩中だったからな!←ポジティブ
でも私の理想としてはよ、ぎゅーしてヨシヨシして欲しいな?! 例えばこう…
跡部「大丈夫か?何処が辛いんだ?俺様に任せて後は寝ておけ」
ハッ!無意識に脳内跡部様召喚してた!
数分後、尾形は出かけた。
うわーん!子供達暴れるから見て欲しかったー!
ご飯食べに行った?コンビニに買いに行った?
誰も大人が居ないということは、眠くなる薬は飲めない。
頭がガンガンする中で、横になりながら、はたまた這いつくばりながら世話をする。
片付ける人が居ないので、一瞬で部屋はめっちゃくちゃ。
尾形がしばらくすると帰ってきたので、意識を手放す。
と、何やら美味しそうな匂い。
フラフラとキッチンを覗きに行くと、パスタを茹でる大鍋に、擦り切れいっぱい具と汁がグラグラ煮えていた。
豚汁だ。
小鍋にパパッと味噌汁を、しかも自分用のを作ると思っていたので驚いた。
尾形「味噌汁、作っといたから食べろよ」
え豚汁……
尾形「あと、タッパーにネギ塩鶏肉がある」
私「え、ありがとうございます」
尾形の服を摘みながら言うと、めちゃくちゃウザそうな顔をする。
まぁ、連休最後に自分の時間削れたからな。
さっき出かけたのは、このための買い出しだったらしい。
就寝時間、即、尾形爆睡。
私も横になると、無意識に抱きしめてきた。
やっぱ好きなんじゃーん!
あと、うまい豚汁が並々過ぎてまだ食べきれないんだ。
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