こんばんは、ナツメナナです。
久しぶりに備忘までに小話でも書いてみようかと。
ここ最近はもうまたあれですね。「これは本当に夢小説なのか?」と問いたくなるほど死ぬし愛や恋とは程遠い最新話付近ですが…大事なステップですので、飽きずにお付き合い頂けると嬉しいです。終わりに近付いてる感じ、すごいひしひしと出てる気がしてて寂しいです。
さて以下、ネタバレ含みますので199章までまだお読みでない方はご覧にならない方が良いかと思います!
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■194話『蜜語』のタイトル
3通りの意味がありました。1つ目は主人公とリヴァイさんの手紙ではあれど、甘いやりとり(そこまで甘々ではないですが)、そして2つ目はロイが主人公娘に贈る賛辞と贈り物の数々を、3つ目が本題となるイェレナがフロックを懐柔するために甘言蜜語を囁くところからです。フロックの性格を原作からもうちょっと自分なりに具体化して、どこをくすぐるのが最も効果的かな、と考えましたが本当に難しかったです。
■フロックについて
原作のイメージを崩さないように書いているつもりではあるのですが、やっぱりちょっと+@で酷い人みたいになっていると思います。最終奪還作戦のトラウマから腹を括って過激になっちゃったのはご存じの通りですが、 ”戦争” という特殊な環境の中で正義を理由にとんでもないことでも出来てしまう、そんな麻痺を起こしているところと、 キース教官にも似た "特別" への強烈な憧れ(特にエルヴィン、後にエレン)を特に色濃くしています。
エルヴィンへの強烈な憧れ7割、純粋な好意3割で主人公に手を出そうとしたが圧倒的に特別に見えるリヴァイに牽制され(第161章『劣情』)、自分は特別じゃないと劣等感を持っている故にその想いも行動も歪になり、今に至ります。なのでイェレナから贈った蜜語は、「特別じゃないあなただから出来ることがある」というフロック自身を肯定しつつ、使命感と正義感を煽る文句にしてみました。フロックは原作に主人公を絡ませるのに重要な存在です。
進撃の巨人という作品の凄いところはいっぱいありますが、それぞれのキャラが人間臭くリアルであるというところだと思っていて、そこを崩したくない思いで細かく人格設定や心情を分析してるつもりで書いてます。
あとどうでもいいですが、私は第161章『劣情』がとても好きです。(*´艸`*)リヴァイさんカッコヨ♡
■ヒストリアに妊娠を持ちかけたエレン
第195章『決意』にて獣の継承を遅らせるためヒストリアに提案するところです。原作の中で、15の時にはまるでそんな発想も無かった少年少女がたった2年で簡単に妊娠すれば、という結論に至ったり、それをまた承諾する流れになるのはすごいな、と思っており(イェレナの差し金と、またそれだけの状況だったのだろうと思いますが)、何かからヒントを得た。それが主人公の妊娠だったという構図にしました。またそれが、エレンが主人公への恋心をやっとちゃんと諦める方向に向かわせます。
■第199章『愛日』のタイトル
冬の温かな日や、残された時間を惜しむという意味で付けました。が、お気づきの方もいらっしゃるかも。アイビーとかけてます。アイビーの人格設定は後日の小話にて!
■飛行船について
原作ではマーレにて作戦決行前に強奪していますが、それ結構ハードル高いよな…と思ったりしたのと、港や鉄道作れるヒィズルの後ろ盾があれば飛行船一隻くらい手に入るのでは、と思いちょっと設定を変えました。
この辺りは特に色々考えながら書いては見直し、消して…としていたので、特に難しかったなぁと思います。それぞれの場面で難しさの種類が違う……。今最新話辺りもすごく難しくて、どこまで綿密に原作のシーンを描くかとか悩んでます。(原作を文字化しただけは避けたい、けど忠実で違和感なく片翼の世界を入れ込みたい、みたいな…)
引き続き悩み抜きながら頑張ります。
あ、いや、頑張らなくていいのか。
ぼちぼち自分のペースで無理なく書きます。
(ちなみにもう最終話は書き終えています、一応。まだ手直しはしていくのですが。)
時間的余裕がないのもありますが、いざPCに向かってみても、「あ、もう終わるんだな。」と思っていると寂しくて遅筆気味です~…。
ナツメナナ
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