こんばんは、ナツメナナです!
さて今回の小話日記は…… ”匂わせ” た184章~192章あたりのことを少し備忘までに綴ります。
まだ最新話まで読まれていない方は、以下お読みになりませんようご注意ください!!
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184章『空蝉』ですが、色んな意味を込めてつけました。
空蝉は蝉の抜け殻のことですので、主人公が王都へ帰ってしまった抜け殻のようなリヴァイさんの心境であったり、空蝉には空虚や、現世という意味合いもあるので…主人公がいなくなった巣箱の空虚感、現世の残酷さなどを含んでいます。
2022/2/22の日記『70章の裏話』にも出てきますが、そもそもこの【 片翼のきみと】は、源氏物語要素を含んでおります。お気づきかもしれませんが……、幼女の頃に出会い、育て導き、いつしか離れがたい最愛の存在になるところとかまさに、です。実はそんな源氏物語に登場する”空蝉”という女性がいまして…人妻で聡明で謙虚な女性です。
この184章で、「ん?」「どゆこと?」「何が起きた?」と何かが起きてる匂わせはしていたつもりで(ここも微妙な表現のニュアンスから、読み解いてメッセージを下さった方がいらっしゃいます……嬉しい!)
第189章まで小さな謎を積み上げる、という構成にしました。そしてエレンが189章でどーーーーん!って爆弾発言です。爆弾落とすならもうエレンかなって思って。(笑)
「あぁそゆこと!!」ってなってくださっていたら嬉しいです。(*´▽`*)
実はエレンが暴露するまでにちょこちょこヒントが隠れています。例えば主人公の体の変化とか……(胸が大きくなってる、体重が増えてる)、ハルの主人公の呼称が変化してる、とか。良かったらまた探してみてください。
第187章『海②』でのリヴァイさんのものの言い方も、「母としてではなく、女としてどうしたいのか」という問い方で応えろと迫っています。この辺……、バレないように、でも「……ん?」というくらいの微妙な違和感を持って貰えるようなセリフ回しを考えるのがとてもとても難しかったです。(いやモロバレでしたかね?(;´・ω・))
第185章『空音』は嘘、という意味です。エルヴィンの母につく優しい嘘を、空に響く音という柔らかい語で表したくてつけました。
190章から回想シーンに入りますが、ここでは主人公の妊娠による戸惑いや不安・恐怖、自己嫌悪等の情緒の乱れから腹をくくるまでを描きたかったのと、もう一つは……リヴァイさんの心がまた変化するところを描きたかったのです。
元々【片翼のきみと】のリヴァイさんは、自分の子孫を残したいだとか家族や子供が欲しいとかそういう願望はない人でした。――――が、主人公を愛するあまりに「誰の子であろうとお前の子なら守ってやる」という境地に行きつき(もともとエレンやその他、世界でさえも主人公の為に守るというスタンスでしたしね)、更に変化していく主人公を見ているうちに、父親がどういう風に子供に接するのか、愛するのかは自分には経験がなくわからないけれど、自分もなれるのかもしれないと、”父親”になるイメージをきっと生まれて初めて頭に描いたのでしょう。そして主人公が自分の子を産むのは、悪くないかもしれないと……初めて親になる可能性を意識しました。
個人的には『回想③』でリヴァイさんが主人公に母の姿を重ねるところや、2人で胎動を感じて幸せそうに笑い合うシーンがとても好きです(*´ω`)
さて、最新章ではイェレナの不穏な動きと……フロックの心が揺さぶられています。原作マーレ編辺りで離脱した方も多いのではないかなと思うので(難しいですよね……)、時系列も整理しながら、原作を読んでなくても分かりやすく綴ろうとは思っています。
これからもどうぞご愛読のほど、宜しくお願い致します!
※あと最近ちょっと元気がないので、元気を頂けたら喜びます(´;ω;`)(笑)とにかく物語完結までもう少し、頑張って書きます!!
ナツメナナ
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