こんばんは、ナツメナナです。
最近また冒頭から読み直しつつ、誤字脱字がまだあるか!Σ(゚д゚lll)というのと、薄っぺらい表現と甘すぎる設定に、完結したら加筆修正を固く誓いました。。。オハズカシイ
さて、今回は160章~のエルヴィンの死を受け入れるところの小話日記です。
原作の中では、エルヴィンの遺体は持ち帰る術がなかったためにシガンシナ区に置き去りになるんですよね。愛した人の亡骸にも触れられずに、その死をきっとこの主人公は受け入れれないだろうという点と、エルヴィンが1年後に白骨化した誰のものかわからない遺体として処理されるのが私にはどう考えても無理でした;(悲しすぎる(´;ω;`))
サッシュたちの別動隊を作ったのは、この理由もあります。どうしても帰りを待つ主人公の元にエルヴィンを帰らせてあげたかったので。
戻って来た時の描写ですが、普通、荷馬車に横たわっていて、マントが顔を覆うようなかけられ方をしていて、胸に手を置いている恰好なら……これまでの壁外調査の経験も含めると”あれは遺体だ”と思うと思うんです。それでも主人公が「怪我だ、生きてる」と思い込んだのは、エルヴィンが死ぬなんて絶対にあってはならないと無意識にこれまでの経験から推測される事実を拒否をしているんでしょうね。でも信頼するリヴァイさんとハンジさんの様子がいつもと違うことから、徐々に気付いてしまうという構図で書いてみました。
エルヴィン団長から教わった、 ”君のやるべきことはなんだ” を最愛のエルヴィン本人の死に相対してもちゃんとやってみせたのは、叱ってくれた・褒めてくれた父性に似た愛情をも求める相手だったエルヴィンへの想いの強さを現しています。
エルヴィンを失った辛い日々は主人公だけでなく、リヴァイの ”苦悩” もあっただろうと思い、それぞれの乱れを161章『劣情』~163章『相殺』で書きました。
エルヴィンの死を選んだ自分が、エルヴィンのためとは建前で……本当は自分の欲に負けたんじゃないか、とかです。リヴァイさんは主人公を導く役割は自分が果たす、という自負が非常に強いので、主人公の様子がおかしいレベルで乱れている時にはまだ冷静に割り切っていられたのですが、主人公の乱れや悲しみを散々目にして受け止めた末に、自分自身の闇が出て来たかんじです。それを今度はリヴァイさんによって前を向き始めた主人公が受け止めました。
タイトルの『相殺』は、主人公とリヴァイがお互いの ”闇” や ”悲しみ” を相殺するという意味でした。
【片翼のきみと】のリヴァイは原作ほどタフで冷静ではないので、自分の人生を変えたエルヴィンの死について非常に苦しみました。でも私はそんな人間らしいリヴァイさんが好きです(*´艸`)
次回小話は、リヴァイさんのターン(笑)
について書こうかと思います(*´ω`)
引き続きご愛読のほど、宜しくお願い致します!
ナツメナナ
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