70章…70?!66万文字?!わぁ。書きすぎじゃない?(笑)
と思いましたが、結局のところ自分が楽しいから書いてるわけで、そこに幸運過ぎることに、恐れ多い事に、それを「好き」「楽しみ」と言って下さる読者様が応援してくださって、ますます書きたくなって…という執筆High(?)状態だこれ。
本当にね……楽しい!
「自分の作品の一番のファンは自分であること」がモットーなので、読み返しては、自画自賛もすれば落ち込んだり、時には修正したりとよくします。小説作家初心者ですし、まずは「自分が最高だと思う作品」に【片翼のきみと】を仕上げることを大事にしよう。うん。
前置き長っ!
ということで、70章ですが……1つ目の書きたかったことは、章名にもなっている通り、「香り」です。前々から、多分エルヴィンは香水をつけてて、使いこなしてそう。そしてリヴァイは香水とかつけてないのになんかいい匂いしそう。と思っていて(笑)その香りに揺さぶられる心情を描きたかったのです。
私自身、香りに結構敏感で、「あの人シャンプー変えたな」とか「洗剤変えたな」とかよく思いますし、あとは自然の匂いも大好きです。(冬の匂いとか、夏の匂いとか……アスファルトの匂い、グランドの匂い、落ち葉の匂い…などなど。)嗅覚と色んな記憶はきっと結びついていて、香りから呼び起こされる感情や思い出があることを、書いた…つもりです。(ここに全ては書きませんが、気付いてくれたら嬉しい心情をいくつか織り込んでみたのですが…伝わるといいな…!)
更に少し影響をされているのが、かの名作「源氏物語」の宇治十帖。(そこまで詳しくはないんですが)
自前で良い香りを放つ「薫の君」に対抗して、着物に香を焚きしめた「匂の宮」、女性を取り合うライバル関係が私にはリヴァイとエルヴィンに見えてしまっています(笑)
さてもう一つの書きたかったことは、エルヴィンの「初恋の真似事」です。もういい歳なので初恋などとうに終わっていて(マリーのことを好きだった過去もありますし)、でもきっと彼の性格上、今まで一度も少年のような恋心やときめき・胸の高鳴りは、あまり経験してないんじゃなかろうかと。恋に没頭することもなかったまま、女性に慣れてしまった人に見えたので、”初恋の真似事”をしてみてもらいました。
触れるだけで心臓が縮むような、指を絡めたら――――この先を求めても、拒否されないだろうか、受け入れてくれるだろうかという葛藤が一番楽しい瞬間を知って欲しくて。
とても長くなっちゃった。とにかく70章、私は気に入っている章です!読者の皆様がどんな風に読み解いてくださるのか、それもまたとても楽しみです(^-^)
ナツメナナ
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