※旦那→尾形
今日も大変だったとヨレヨレで帰ってきたウチの尾形。
尾形「今日は歌舞伎町を散歩(営業)してたんだが、暫く男2人に付けられてな」
私「怖っ」
尾形「後ろを振り返ったら、パトカーにも付けられていた」
私「893だと思われてんじゃん!じゃあその後ろの2人、Gメン的な人達じゃん!」
尾形「いっそ職質された方が良い」
私「でも会社のバッチ、胸元に付けてるのに?」
尾形「いや、893もこういうバッチ着けるからな。遠目からだと分からんだろ」
私「そーなんだ…知らなかった」
尾形「まぁ、この会社の紙袋持ってたのが良かったのか、横をゆっくりパトカーが通り過ぎたがな」
私「もう、そのうさんくさい銀縁眼鏡なんかでいるからだよ〜。その人達ってきっと凄腕なんだろうね。いつ刺されてもおかしくないとこだし」
尾形「そうだな。今日も酒で泥酔してるよりもヤバイ感じの奴が職質されてるのを、他のやつが写真に撮ろうとしてだな。それを見た本人が殴りかかろうと構えただけで、ガッと2人に押さえつけられていた。カッケー、みたいな」
私「いやいや、あなた最近までソッチの人間だったでしょ」
尾形「銃が無きゃなんも出来んぞ」
発言が尾形過ぎて大爆笑の私。
尾形「近接、俺はからっきしだからな」
そうだな、尾形本家もスチェンカでボコボコだったもんな。
尾形「銃の腕なら任せろ。あれがありゃ、遠距離で近づく前にズドンだ」
だから、発言が尾形。
私「でもちょっとは訓練したでしょ?」
尾形「お前、今はもっぱらデスクワークだぞ?」
はいはい、うちの尾形、現代転生設定スキル付きですね、分かります。
尾形「この見た目だからなのか、営業のところ入った瞬間皆ビクつく」
私「そうだろうね!」
尾形「始め店長が慌てて出てくるんだが、名刺を渡すと『あ、カタギか( ^∀^)ホッ』となるらしく、代わりのものを連れて来ますと言われた」
私「最高の対応が下がるんかいwww」
尾形「あと、今日はうっかりやばい店に入りそうになって思い止まったんだ」
私「893さんのとこ?」
尾形「まぁ、そうだな。【ピー】の国は漢字が読めない昔のなごりで、鏡文字を使うんだ。」
私「鏡文字?」
尾形「左右対称の漢字だ。そこは店の名前も、社員全員鏡文字の苗字。つまりバックに【ピー】の国がついてるし、ソッチ方面のマフ●アも絡んでる。ヤバいだろ?」
私「そ、そのヤバい国が、まさかそんな身近に潜んでるなんて…」
平和なのは、皆さんが頑張ってるからなんですね。
旦那の土産話は聞いてて飽きませんな。
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