お布団っていうのは暖かくて気持ち良いですねAya☆naです。
夏がタイトルにつく合同企画に参加しましたが夏という季節は嫌いです。暑いから。逆に冬は好きなんですけど。寒いから。
休みの日はクーラーガンガンにつけて部屋で布団に包まって寝るんですけど、そしたら先日熱中症になって色々と大変なことになりました。良い子は真似しないでください。
そういや合同企画といえば、こっそり作品の端っこに後書き書いてます。別に読まなくていいです。読まなくても死にません(大切なことなので)
パラドリの更新?明日から頑張ります_(・ω・」 ∠)_
//合同企画参加記念に一本いっとく?って人は下
「最近湖に女性の幽霊が出る」
夏頃になると得体の知れない怪談話が兵団のあちこちで出るようになるのだが、決まってどれもこれも信憑性の低いものばかりで、要はその場しのぎの「騒げれば良い」という話が多い。
しかし冒頭の一文は兵団の中でもとりわけ有名な話で、どのくらい有名かと言うと怪談話を信じないリヴァイでも「一度その湖に行ってみよう」と思うほどであった。
その湖は兵団宿舎から少し離れたところにあって、薄気味悪い森を少し抜けたところに広がっている。
夜でなければ美しい湖だ――と誰もが口を揃えて言うのだが、実際この湖を見たリヴァイはその話をあながち間違ってはいないと思った。
「女性の幽霊はこちらを確認した後、湖に消える」
確か広まっている噂はそんなところで、実際に幽霊に近寄れた者は一人もいない。
リヴァイは頭の中で情報の整理をしながら、ゆっくり、ゆっくりと湖のほとりに近づいていく。当然ながら視界の中には幽霊も女性もおらず、近づく水面の中を確認しようとしたそのとき、
『こんにちは』
時間帯的には「こんばんは」だろうと一瞬ずれた脳ミソの中で考えて、そして瞬く間に恐怖が体を支配した。右から女性の声が聞こえて、思わずそちらを向く。
怪談話なんて生まれてこの方一度もあるわけないと思っていたのに。ならば目の前のこいつは一体、
「……誰だお前」
『誰でしょう』
馬鹿にしてるのか。しかしその言葉は空気に呑まれて出ることはなかった。
今、リヴァイの視界には真っ青な長い髪を持つ女性が座り込んでいる。その豊かな髪が服装を覆っていて、分かるのは女性ということだけ。年齢はいくつだろうかと顔を覗き込もうとしたところで、逆に顔を覗かれた。
『綺麗な顔、してるね』
「……は?」
『私、あなたみたいな人、好きよ』
唐突な告白に思考が追いつかない、何か言葉を紡ごうとするのだがぐちゃぐちゃの脳ミソから何を取り出せばいいか分からない。そうこうしているうちに女性はふわりと立ち上がって、湖の中に入っていく。
『ヒント。私は幽霊ではありません。……それじゃね、バイバイ』
では一体何者なのか。しかしその言葉も結局出ることはなく、リヴァイは湖に溶けていく女性の姿を、ただただ眺めることしか出来なかった。
「なあ、ハンジよ」
「うん?」
「幽霊でも人間でもない奴って存在するのか」
「え?リヴァイそんな人見たことあるの?」
「……いや、ないが」
//続かない
突発的に物語書いたけど突発的すぎてもはや何がなんだか
日記へのコメント
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