食べたいです。メロン。
昨日はピックアップいただき有難う御座いました、アヤナです。
言わずもがなスランプと短編詰まっておりまして最近パラドリ全然更新できてない。つらいぞ。進めたいのに色々文章詰めちゃって1回の更新で全然進まない。ちくしょうめ。
拍手とかしおりとか本当に本当に有難う御座いますモチベーションの上昇に繋がっております。感想くれると多分それだけで何か1本書けそうな雰囲気してる。
実は今週末から来週にかけてごそごそつやつや忙しかったりしますね。
死ぬかもしれない。死なないかもしれない。その間にパラドリの更新止まってたら死んだと思って手を合わせてくれるととても嬉しい。
▼以下、適当に書きなぐった文章というか息抜きというか
パラドリ夢主デフォ名出てるので苦手な人は注意を
お題「諦めきれない」
「なんだこれ」
『UFOキャッチャーだね、久しぶりに見た』
「どうするんだ?」
目の前にある図体のでかい機械に視線を落とす。中にはこれまた大きいぬいぐるみと思しきものが入っているが、その正体は猫なのかクマなのか犬なのか俺には見当もつかない。
『じゃあ1回やってみようか』
それだけ言って伊織は財布の中から100円玉を2枚取り出し、投入口に放り込んだ。瞬間、機械が垂れ流していた音楽が変わる。
『このボタンで右に移動して、隣のこのボタンで奥に移動、最後のボタンで回転だよ』
伊織の指示通りに機械の中の謎の物体がヒュンヒュンと音を立てながら動く、回転のボタンを離した瞬間に謎の物体が降下を始めた。
そのまま謎の物体についている爪が上手いことぬいぐるみを引っ掛けたと思ったのに、ぬいぐるみが重いせいか完全に持ち上げるまでは至らずストンと爪の間を滑り落ちてしまう。
「チッ……」
『まあこんな感じでさ、奥が深くて難しいゲームなんだけど』
思わず財布の中身を確認。100円玉はないが、千円札なら5枚、1万円札なら2枚ある。
「伊織、千円札しかないんだが」
『え、ちょっと待ってリヴァイさん。まさかやろうと思ってないよね……?』
「そのまさかだ」
『こういうのって取れないように出来てるんだから無理だって!』
「やってみなきゃ分かんねぇだろ」
無理だ無理だと言う伊織に両替機の場所を聞き出して、今度は大量の硬貨を財布に入れたままそのUFOキャッチャーの前に立った。
200円で1回500円で3回と書かれたシールを睨む、初心者の俺は500円3回コースでチャンスを多く取った方が結果的に安く上がると踏んで、100円を5枚放り込む。
『確かテレビで見たことあるんだけど、このUFOには4つの爪がついてるでしょ?』
「ああ」
『そのUFOの中心とぬいぐるみの重心を合わせると上手いこと取れるらしいわよ』
伊織の言葉通りに謎の物体、もといUFOを動かす。ヒュンヒュンと音を立てながら俺の指示通りにぬいぐるみの重心と思われる場所までUFOを移動させてぬいぐるみを掴む、
上がった。
ぬいぐるみは30センチくらい持ち上げられて、そして、ポトリと落ちた。
あっけなかった。無性に腹が立った。さっき上がったじゃねぇか、もう少し頑張れよ――と無慈悲な爪に対して睨みつける。
『わ、惜しかったね』
「……あと2回だ」
そう、あと2回ある。まだ諦めてはいけない。そしてこの2回を逃しても財布の中には大量の100円玉だってある、これらを駆使してどうしても目の前にある猫ともクマとも正体のつかないぬいぐるみを取りたかった。
伊織の、笑った顔が見たかった。
何にせよコツはさっきので大体掴めたのだ。
転がって行ったぬいぐるみに焦点を合わせてUFOを動かし、回転させ、俺は2度目のアタックに出る。
爪がぬいぐるみに刺さる、ぬいぐるみが持ち上がる。もう少しだ、そこの穴に入りさえすればこっちの勝ちなのだ、
気付けばぬいぐるみが穴の中にすぽっと入っていた。
遅れて伊織の『すごい!リヴァイさんすごい!』という声が聞こえて、今ので良かったのかとも思う。
取り出し口からぬいぐるみを出して伊織に差し出せば、ふわっと伊織は『ありがとう』と今年一番の笑顔で言ってくれた。それが心の中で深い満足感として落ち着いていく。
伊織と出掛けた、夏のとある日。
ちなみに残った1クレジットでもう一体ぬいぐるみを狙ったらあっけなくそれも取れたこともここに記載しておく。
続かない。
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