こんばんは。
最近、昼と夜の温度差が10度ほどあって、身体が徐々に弱ってくるのがわかります。
まあこんな時はさ、じっとしてるに限るよね。
こんな私ですが、若い頃ってほんとにね活発だったんです。
家に一日いることなんてほんと稀で。
18歳で上京して、演劇の専門学校入って。
俳優とはなんぞやを学びました。
で、だね。
18歳の3月。
ここが人生のターニングポイントだったんですが。
あ、ちょっと重い話しますよ。
だめな人は◇まで飛んでね。
死に関する話ですので。
飛ばしても後には響きません。
私は大事な人を事故で亡くしました。
交通事故でした。
運転していた車の前に、駐車場から後方確認しないでバックで車が飛び出してきたのを避けようとして、ガードレールにぶつかって車は大破。
その日は、卒業式の予行練習でちょうど久しぶりに学校へ行っていたので、久しぶりの友達と一緒にファーストフードで喋りこんでしまって、帰りが遅くなりました。
家に帰ると、何度も親友から電話が入っていたと親から聞いて、折り返してみると、その人の事故の知らせでした。
ここから記憶が曖昧なんですが…
これ以降の半年は、本当に記憶が曖昧です。
でも不思議な事に、私のお話の中に出てくる集中治療室とかって、この時に見たものが多いんです。
例えば、翼竜に出てくる相葉と松本が入ってる集中治療室の描写とかそうですね。
あとね、生きてるのに触ってみたら、ほんのりとしか温かくなかったとかね。
むしろ、冷たいなと思いました。
なぜかここだけ今でもはっきり覚えてるんです。
その人は一週間ほど、意識不明のまま生きました。
でも、最後は静かに息を引き取ったそうです。
19歳という若さでした。
つい最近、命日が過ぎたところです。
もうこれに関しては20年前のことなので、だいたい自分の中で消化できていますが、30代の半ばまでずーっと引きずりました。
辛いと言えば辛いし。
悲しいと言えば悲しい。
でもあの時のようなみずみずしいものじゃなくって、自分の根底に流れる地下水脈みたいなもので…
たまにほじくり返すと、ぶしゅーっと湧き出してくる感傷です。
重い話終わり。
◇
読書を熱心にするようになったのは20歳くらいのときです。
それまでも本を読むことは好きな方でした。
でもマンガが多かったかな。
でも活字も嫌いではなかった。
通勤のとき、どうしても暇で。
後、演劇の先輩から本をたくさん読めと言われたり、バイト先の上司からも読書はたくさんしておいて損はないとおすすめの本を貸してもらったりして、だんだん目覚めました。
ときには、夢中になって朝まで読書をしたこともあります。
小説を書き始めるまで、本当にたくさんの本に出会って読みふけって、いろんな世界を知りました。
書き始めてからはほとんど読んでないんだけどね。
音楽と一緒で、やっぱり読むとね影響受けるみたくて。
だから読めなくなりました。
一昨年小説を書き始めて、いろんな言葉を使うようになって、言葉というものに敏感になりました。
それもずっと読書していたおかげかなと思います。
それに演劇してたから、やっぱり言葉の意味を深く考える傾向にあるようです。
そして、今までの自分の人生。
そんなのが、今の私を作ってるんだなって思います。
書く時は自然と指が動いて、こんなエピソード入れたら面白い、あ!こんな話思いついた、なんて思いながら指の赴くまま。
こうやって頭のなかで自由にお話が作れるのも、今までの経験があるからじゃないかなと思います。
たくさんの読書、たくさんの人生経験。
そこからちょっとずつエピソードを取り出して、小説にしているのだと思います。
だから、私のかいたお話は自分の分身みたいなものです。
以前は子供とか表現していましたが、まあそういう感覚です。
辛かったことや、悲しかったことを追体験しながら…
楽しかったこと、笑ったこと、夢中になったことを思い出しながら…
そうやってお話を紡ぎ出しているのです。
だからね、自分の作品はとっても思い入れがあるし、大事です。
間違ったことは極力書きたくないから、すごい調べるしね…
だから、みなさんが思っている以上に、自分の身を切り、時間を割いて書いてるんですよ…
バカみたいよね。
ギャラ貰ってるわけじゃないのにw
もちろんね、書き手の皆さん全員がそうやってお話をかいているわけじゃないと思うんです。
だからこれは、私の話ね。
私の作品を愛してくれて、読み込んでくれてありがとう。
いつも感謝でいっぱいです。
ありがとう。
最近、お礼ができていなくてごめんなさいね。
いずれお礼にあがりますので…
ではでは。
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