面白いお話、魅力的なキャラ、惹かれて止まない世界、それを表す言葉。
憧れは美味しいもの。時に苦くもありますが、何も考えずに受容してしまえばひたすらに甘いだけのものにもなります。
こうして沢山の方々が集まる場所で、大好きな作品の大好きなキャラが生き生きと描かれるお話を読める、そして書けるのは幸せな事だと思います。出会いの妙、読む事書く事の楽しみ、得難い経験をさせて頂いているなと感じずにいられない。
そんな中、私は、どんな作品であってもその人から産まれたものが読みたい。その人が、苦しんだり楽しんだりしながら書かれたたったひとつの話が読みたいと思うのです。
好きな人を模倣する事はあるでしょう。悪い事では決してないと思います。それが自分自身の形に変わって行くひとつの段階であるならば模倣は大きな糧であり、そうしたいと思える書き手の方との出会いは正に何ものにも変え難いものだと、そう思います。
えー、面白くもない下手話をぶち上げておりますが、頼むから、お願いだから、盗作は止めてくれ、そういう事なんです。
大好きな書き手の方々が盗作で苦しまれているのを何度も見て来ました。今も大好きな書き手の方が苦しまれている。
何でなんだろう。
自分にしか書けないものが絶対にあるんです。憧れは悪いものじゃない。憧れながらもがいて近付こうとする過程は必ず自分の力になる。でも、盗作は駄目です。何も産まない。何にもならない。
書こうと思うなら、憧れる書き手の方がいて、その方を目指したいと思うなら、捩れてやさぐれて悶えて、頑張って書いて下さい。なぞっては駄目なんです。それでは折角の書きたい気持ちがいずれ折れてしまう。勿体なくはないですか?
そうして産まれた作品を私に読ませて下さい。
是非読ませて下さい。
あなたの好きな食べ物を見たらあなたという人がわかりますよと言った食いしん坊の法律家がおりましたが、あなたの好きな書き手さんを聞いたらあなたという人がわかります、そう言われて胸が張れるような読み手であり、書き手でありたいと私自身も思います。
いや、しょんなくちょっせぇ(しようもない、ちいさい)書き手の私ではありますが(しかも只今激烈スランプ…っつうか、兎に角色々そもそもないものが更に枯竭中。大ピンチだよ、おっかさん)細やかながら矜持を持って足掻いて行きたいなと。
沢山の人がいます。それぞれ違う事を感じながら同じものを好きになる不思議。その気持ちを、自分の言葉と感じ方、自分の産んだ子で読ませて下さい。
誰かを傷付けて受けた評価は自分の傷にしかならない。
大切なものに傷を付けるより、自分ですっ転んで傷付いた方がどれだけ身になるか。
頑張りましょう。頑張ります。
とは言え、私、まーったく偉そうな事を抜かせる口ではございませんので、何と言われてもお受けします。
すいません。
でもこれだけは言えるな。
私は盗んでまで書きたくない。それは駄目だ。絶対に。ウェンカムイになっちゃうよ(和風闇鍋ウェスタン"ゴールデンカムイ"絶賛推奨中)
色んなお話を、沢山読ませて下さい。
長々失礼致しました。
お読み下すった方、お目汚し申し訳ありません。ありがとうございました(__)
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