【褥(しとね)】
敷布団を指す言葉。
上様(公方様)と一夜をともにする時のベッドのことを「お褥(おしとね)」と呼ぶ。
専用の寝所は、大奥の入口付近にあった。
【懐紙(かいし)】
着物の懐に入れて持ち歩く、今でいうティッシュペーパーの役割をする紙。
江戸時代初期のハンカチは、いわゆる「手ぬぐいい」で、「はなふき」などと呼ばれていた。
【大奥総取締役】
聞き慣れた言葉ではあるが、実際にはこの名の役職はなかったと史学では確定されている。
私の臆測ですが、春日局、永光(永光院、お万の方)は、上臈御年寄(じょうろうおとしより)という大奥最高権威の役職だったのではないかと…。