ヒロインと顕如様のお話です。恋路の始まりから果てまでを描く本当に難しい題材と心を描いた作品。信長様の魔王な部分をあぶり出し顕如様がどうして修羅に身を落としたかが描かれ、けれど悪の権化の信長様へも愛の配慮があって。悪く書きすぎず、良く描かず。それはきっと、目的のためであってだた闇雲に人々の命を奪ったのではないということを丁寧に紐解いてくれているかこそ。顕如様だけがかっこいい、信長様だけが悪、という偏見に偏らないのは信玄様の説得やヒロインのひたむきな愛があるからだなぁと、誰かを想うという強くて揺らがない気持ちが痛いほどに伝わってきます。文字数足ん…映画一本鑑賞した気持ちになるよ!ぜひ!!
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[投稿日] 2018-02-24 17:49