第19章 肉食系女子:木村
「あ~久々の焼き肉おいしかった~」
「そうだな」
もオレも持ってきたもん全部食った。
満腹感と満足感で、そのままオレの家に来た。
「飲み物持って行くから、先に部屋行っててくれ」
「はーい、お邪魔します」
準備してると、宮地からラインが来た。
《よー、デート楽しんでるか?》
〈あいつ、やっぱちょっとバカかもしれない〉
《今に知ったことじゃーねだろ。諦めろ》
〈そうだな〉
冷やした麦茶を用意して部屋に行く。
鼻歌が聞こえる。
……音ズレてね?
「わぁ麦茶! 冷た~い」
子供みたいに喜んで、一気に飲み干した。
「ぷはぁ~」ってオレよりオヤジっぽい。
「おかわりあるぞ」
「助かります ! ! 」
助かるのか、それは良かったぜ。