第1章 不思議系女子:黒子
「ふふ、ありがとう、テツヤ。私も好き!」
そんな素敵な笑顔は反則ですよ。
「ありがとうございます」
「わっ、嬉しい~ ! ! 」
ギュッと抱き締めると、さんも抱き締め返してくれた。
さんの心地良い香りをこんなに近くで感じることが出来る男は、ボクだけ。
嬉しい気持ちで一杯になる。
「好きです……心から、愛しています」
耳元で囁くと、一気にさんの顔や身体が熱くなっていった。
やっぱり可愛い。
ボクはいつも緊張して、本当はこんな風に触れたいのに出来なかった。
だから今は……もう少し、このままで。
「テ、テツヤ……ずるいなぁもう」
明るくて優しくて楽しくて、でも少し不思議な。
これからもボクの隣にいてください。
~End~