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黒バス系女子

第31章 男子系女子:実渕


「玲央ー」

「ええ、行きましょ」


アタシたちはお昼はいつも屋上で食べる。
他には誰も来ないから、絶好のデート場所。



空は昨日に引き続き晴天ばれ。
柔らかく吹く風が気持ちいい。


「約束通り、お弁当作ってきたわよ」

「サンキュー! うまそう……」


の好物、沢山入れてきたのよ?
卵焼きに黒豆の煮付けにきゅうりの漬物と昆布巻きと……。

随分と和食だとは思ったわよ!
好物を知ってしばらく経った今でもなんか不思議な気分になるくらいよ!


けど喜んで欲しいから。


「腹減ったぁ……いただきます」

「いただきます」


は1つ下の学年で、アタシとは授業の先生が違ったりするの。
だから授業の話なんかは聞いていて面白いのよ。


「あのセンコー1時間で5回もミスった」

「寝ぼけてたんじゃない?」

「だな、そうだわ」


登下校もお昼もできるだけ一緒にして、オフの日にはデート。
こういう他愛の無い話。

毎日の楽しみなの。
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