第32章 お祭り騒動
それから桃井達緑間達と別れ、達は射的屋へ向かった
その途中
『ところで氷室さん、欲しい物のこと思い出しました?』
氷室「あぁ、確か… 水を使ってて動物の形をした何かなんだ…」
紫「ん〜、まだわかんないや〜」
『そうだね。じゃあ、もうしばらく屋台プラプラしてみよっか!』
氷室/紫「「あぁ/うん〜」」
そして、射的屋に着き紫原はどんどん賞品をゲットしていた
『あっ君、凄いすごーい!!もう、お菓子制覇しちゃったね』
紫「射的は特に得意だからね〜♪」
2人が話していると、どこからかピヨピヨピヨという高い音が聞こえた
氷室「アツシ!!!この音だよ!!俺が欲しかった物!」
紫/「『え?』」
2人が耳をすますと、またピヨピヨピヨという音が聞こえた
紫「もしかして… ピヨピヨ笛のこと?」
氷室「そうか!ピヨピヨ笛っていうのか!!」
『正しくは水笛だけどね!氷室さん、買いに行きますか?』
氷室「ああ、もちろん!!」
紫原も射的を辞め、達は辺りをうろうろして水笛を売っている屋台を探した
そして、無事水笛を購入した氷室は、よっぽど嬉しかったのかずっと笛を吹いている
紫「………室ちん、ウルサイ」
『フフッ、楽しそうですね、氷室さん』ニコ
氷室「あぁ、すまないアツシ。ちょっと懐かしくなっちゃって」
紫「……ほんと室ちんってわかんない;;」
『そろそろ花火も始まるし…、場所取りに行こうか』
紫「そだね〜。花火見ながらいろいろ食べられるように、買ってから行こうよ〜」
氷室「アツシはまだ食べるのか?」
紫「だって、まだソース煎餅も杏子飴も食べてないし〜」
『了解♪ じゃあ、行こっか』
紫「うん〜」
それから達はいろいろな屋台へ寄り、花火を見る会場へ向かった