第5章 会いたくて
京介「遥、もう足、大丈夫か?」
保健室の鍵らしきものをポケットに突っ込み私の足に触れる
遥『もう痛みは全然ないかな。それにしてもこのシップすごいね、貼って1時間で効果出るなんて……』
遠野「それ、僕が作ったんだよ」
遥『あ、遠野くんが作ったんだ。へぇ〜、遠野くんが……遠野くんが⁉︎』
私が何処のシップ?っと聞く前にニッコリと笑顔の遠野くんが答えた
あぁ、私この学校きて何回目の驚きだろう。
驚きすぎて寿命がかなり縮んでると思うんだけど。。
京介「そうなんだ、このシップはこいつが作ったんだ。その他にもこの痛み止めやこの喉痛の薬もこいつが作ったんだ。あ、後これは……」
一つ一つ棚から薬を出して説明してくれるのは大変嬉しいけど
興味がいっこもわかない…
遠野「きょうちゃん〜先生にそんな話しても面白くないじゃん〜」
京介「あ、そうか。すまん、薬品の事になるとついテンションが上がってしまって。」
遥『ううん、いいよ。私も知恵になるし』
正直、あの話を止めてくれた遠野くんに感謝しまくってます。