第1章 突然の……
ガチャ
遥『はい!なんでしょーか?』
「ほぉ、こんにちは。私のこと覚えていただけているでしょうか?」
ドアの前にいたのはどっかの勧誘の人とは違いビシッとスーツを着たおじいちゃんだった
なんでおじいちゃん?
てか、誰⁈
遥『え、、?…その。。あーと、、あっ!はい、覚えてますよ』
「それはそれは、覚えていただけて光栄です」
そーいや、まだちゃんと働いてた頃に助けたんだっけ
ベンチでうずくまってたおじいちゃんを病院まで運んで行った記憶がある……
………あの頃はよく外に出てたっけ。
遥『私に何かようでしょうか?』
昔の記憶に浸るのをやめ、話を元に戻す
今は昔を振り返るよりもこの状況をなんとかしなくちゃ
「あぁ、実は私の職場であなたに働いてもらいたいのです」
遥『おじいちゃんの……職場…?』
「はい、私の職場です」
まって、、、おじいちゃんって……偉い人⁉︎
そーいえば、ちょうど貯金が底をつきそうだと思ってたんだよ!
久々に働くのもいいかも……
遥『どんな職場ですか?』
「あぁ、その前にあなたは先生の資格をお持ちですよね」
遥『あ、はい』
「でしたら、大丈夫です。」
遥『え、、?』
この流れだと職場って……
「高校の先生をしていただきたいのです」
遥『やっぱり!!』