第4章 仕事ってしんどい。
大谷良side
シャワーと鳴き声で目が覚めた
あまり、熟睡できない俺は小さな音でも目が覚める
そっと布団からぬけ風呂場に向かった。
泣いてる先生を慰めに
大谷「てか、なんで泣いてんの?俺、そんな怖がらせるようなことしてねーよな?」
風呂場に近づくにつれて声が大きくなる
嗚咽でほとんど喋れてないがかすかになんて泣いてるのかがわかった
遥『か、、いと、、あぁ、かえって、、ひくっ、、きて、、よ、、かい、、とぉぉぉ、』
魁斗?
誰だよ魁斗って。
風呂場のドアに背をもたれかけ座りこむ
遥『魁斗!魁斗!、、ひくっ、、大好き、、だからーー!』
大谷「……大好き。。」
魁斗って……彼氏かよ。
せっかく人を好きになった。
せっかくあいつらよりリードできた。
せっかく人生が楽しいと思ったのに、
大谷「俺は、、、最初からスタート地点から動けてねぇーのかよ、、、、」
頭をぐしゃぐしゃとかきむしり先生が泣いてるのを聞きながら
俺も、、声を殺して泣いた。
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昔から、俺は勉強ばかりさせられていた
両親が海外で研究をするぐらい頭が良かったからおれも頭がいいだろうと言うだけの理由で難しい問題が解けないと叱られた
いきなり、小学一年に中1の問題させやがんだぜ?
アホだろ。
対して外で遊ぶこともできず部屋で問題と睨めっこの毎日
中学校の時高校受験の為と言われしていた勉強に嫌気が差し反抗した
夜、遅くまで外で遊び
授業もサボり
喧嘩もする
おかげで普通にしていると受かったはずの学校に受からなかった