第1章 ~始まりの物語~
『永久の命』を持って居る定めか
『退屈』の詞が憑いて廻る。
ー俺の情を癒せ人間共!!
ー『退屈』なんだよ!!
ーもっと俺を楽しませろ!!
王の嘆きは、廃棄の世に響いた。
打が、応える者は居ない。
其の後も、王は『破壊』を繰り返した。
『退屈』な情を癒すため
圧倒的な力を、人間に奮う。
己の『情』を癒して呉れる者に逢うため
『魔界の王』は、地上に降り立ち
此の世のモノを『破壊』する。
貴方に、逢うために・・・
此は、始まりの物語。
『退屈』過ぎる『魔界の王』が、捧げられた『忌み嫌われ者』の少年に出逢う前の話・・・ー