第11章 あらたなひかり
静は二人の姿を発見するとその場から動けなくなっていた。
「ん?あれ、静じゃやない?」
すると晃が彩の後ろを指差していた
「あ・・・・静くんだ。なんでここまで。」
「おーーーーーーーーーい!静!
彩行こっ♪」
あ、ちょっとまって晃くん!呼ばないで・・・
慌てる彩。
そう呼ぶと彩の手を握り
晃は静のところまで走った。
「よっ♪静っ!こんなところでどうしたんだ?」
「えっ。あ、晃君だちがいるのは知らなかったんだ。
ただ僕は彩さんを探してたらここにたどり着いて・・・・
」
え、静くんも追いかけて来てくれてたんだ。
なんだかホットしていた。
あの時泣いたのが恥ずかしく思った彩。
「そうなんだー♪おれ、もう帰るけどどうする?彩に用事なんだろ?」
「あ、別に用事はないけど・・・」
「あ、私静くんと話たいことあるから静くんと帰るね?亮くんは明日に備えて今日はゆっくり休んでね♪絶対いくから!」
「お、おう!わかった!じぁ、ばいばい!」
静と話したいという彩も気になったが
何かあったんだろうと思った晃。
明日に備え甘えることにして帰った。