第8章 それぞれのかたち
ひとみ『あんたねぇ。すぐ・・・そうなるんだから。
別に怒ってないわよ。
少しだけ、からかっただけよ笑
大切な友達が急にいなくなって
心配したから連絡しただけ!
嫌いになんて絶対ならない!
だから、安心しなさい!』
「・・・うん!ありがとう。」
ほっとした彩はひとみの電話に集中した
ひとみ『じゃ、今から会えない?
わたし今日は用事ないから、ゆーっくり話したいなぁって。どう?お詫びにさ、あはは』
彩「・・ふふ・・・わかりました。どこにしようっか?」
ひとみ『うちんちの近くにカフェあるから、そこにしない?』
彩「うん!!!いま行くね!どこだろ?・・・・うん、うん
あそこね!」
ひとみ『大丈夫?迎えいこっか?』
ひとみは返事はするが心配になって聞いた。
「へーき!だって行ったことあるもん!その近くに!
うん、わかった急いで向かうね!じゃあね」
---------------プープープー
ひとみは大切な友達。
失いたくないし、もっとしっかりしなくっちゃ。
ブレザーを急いで脱いで
置いてあった私服に着替えた。
今日はちょっと肌寒いため
膝丈の白いワンピースに赤いカーディガンを羽織、
パンプスをはきでていった。
--------------------ふぅ
「ひとみいいいいいいいいいいいい!ごめんね!お待たせ」
ブンブンと手を振りひとみを呼んだ
お店の前の花壇に腰をかけ待っていたひとみに
走って駆け寄る。
「あ!早かったね彩にしては、そこらへんでまよってるかと思ったから笑」
「えっ!そんなドジじゃないもん。」
ブーっとほほを膨らます彩
「いやいや。からかっただけよ笑
彩はからかいがあるんだから、もう!」
ひとみは
じゃ、行こっかと
彩の手を握りお店に入っていった。