第6章 暗闇の青
襲ってきた男「・・・・お前。生徒会長の黒崎?!
な、お、おれ、なんもしてねーからな。」
そういった男は彩を掴んでいた腕をとき慌てて小屋から出て行った。生徒会長という男はそんな男を目で追ったが未だ小屋のドアに背をもたれかかっている。
彩はほっとしたのか放心状態で
ずりずりと地面に腰を下ろした。いや、腰がぬけたのだ。
---------コツコツ
生徒会長「・・・ふっ。ほっとしたか?助けに来なかったらヤられてたぞ、あんた。」
腰を抜けて座り込んでいた彩に
その生徒会長とやらが彩の顎をつかみ、顔を近づけて
しゃがみ話しかけてきた。
彩はさっきの出来事を思い出した。
「・・・きゃっ!」バシッ!
彩は反射的に生徒会長の手を払ってしまった。
生徒会長「・・・・オッと。やれやれ、こんな可愛い子の心ずーっと深い傷つくったなあいつら。ま、俺はカンケーないからいいけどね。じゃ、お大事に。あとシャツ直しておいたほう
がいいよ。」
その男はそう言うと
彩から離れた。
彩はふと自分の姿を見ると
胸も下着だが丸見えではだけていた。
恥ずかしい彩はすぐに直した。
この生徒会長という男
黒縁メガネをしており、制服のネクタイも生徒会長というだけ規則正しくきている。
彼は鋭いつり目が特徴的だった。
生徒会長「あ、俺ここの生徒会長の三年黒崎っていうのでよろしくね。彩ちゃん。ふっ」
黒崎はすべて知っているような言い方だった。彼のメガネから見える目が鋭くひかり、にやりと笑ったきがした。