第17章 ふかい闇
あれから静と別れて、帰宅した彩。
一人になると考えてしまう今日の出来事。
----------おい!危ない!やめろってば!
すると大きな音が隣からきこえてきた。
あ、晃君?!
なにかあったのかな!?
彩はとっさに隣の部屋にチャイムを鳴らした
-----------------ピーンポーン
がっちゃーん
荒れてる?!
---------------ピーンポーン
出ない・・・だめ、入っちゃおう!
ガチャ
鍵あけっぱ・・・
そっと入る彩
「あ、あきらくんいるかな??」
「ちょっとほんとしまって?落ち着いて?」
「そうやって逃げて逃げて、はっきり言えばいいじゃない!彩が好きなんでしょ?」
扉を開けるとカッターをもった女子から逃げる晃の姿があった
「・・・・彩ちゃん。」
「いいとこにいるわ。彩。
いつもいつも私の好きな人を
とっていきやがっていい加減にしなさいよ!
もううんざりなのよ。
こんな苦しい思いをしなくちゃいけないの!!
あんたなんか、あんたなんか、死んできえればいいのよ!」
目の前の状況がよめないでいた彩。
貴方の好きな人をうばった?
私は覚えがないの・・・
「まってください!私、あなたの好きな人を奪った覚えはないです!誤解です!だからそんな危険なものはしまってください。お願いですから。」
「何いってんの?この晃君だって、あなたのことを好きでいるのよ?いい加減にしなさいよ!」
「ちょっとまって、俺は君の言うとおり彩ちゃんが好きだ。でも、付き合ってもないし、しずくちゃんの好きなひとを奪っていることにはならないんじゃないの・・かな?」
「そういうことなのよ!付き合ってなのにたくさんの男たちを誑かして、私の好きな晃君まで犠牲に・・・いい加減に!だから、私は好きな晃君をころして私も一緒に死ぬの。そうすれば私たちはずっと一緒にいられる。あなたに奪われないで」
彩をここらから睨むしずく
「やめて?!私が悪いから、晃君を傷つけないで!お願い!」
--------------遅いわ