第17章 ふかい闇
「っちょ・・・しずくちゃん;;」
晃もずっと離れないしずくに戸惑っていた
晃の腰にある腕が強くなり
立ち上がれない
ガチャ
あれ誰かきたかな・・・
こんなところ見られたら恥ずかしいし・・・どうしよう
でもしずくちゃんの辛さもわかるし
「ね、しずくちゃん・・・場所かえよっか・・・」
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そっと玄関から入る彩
きっと間違えかもしれないし
とりあえずそっと入ろう
『彩さん!!!いたいたー!』
そんな時奥から静の声が聞こえる
あっいけない・・・
「うん!今、行くね!」
私意識しすぎてるね・・・晃君だって別にいいじゃない
彩は急いで靴をはきかえて静のいるところまで行こうとしたその瞬間
「彩ちゃん・・・・」
「えっ・・・その・・・晃くん・・・・」
晃が一人の女子と抱き着いている場面と鉢合わせし
お互いに目があってしまった
「ごめんね・・・私・・・邪魔しちゃったね。行くね」
目をそらし去っていく彩
晃は絶対にみられたくない人に見られてしまった
やっぱりあれは間違えなく晃君だったよね
彼女さんかな・・・