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僕らのかたち

第14章 檻の中のきみ



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『もしもし。はい、高坂学園の御小崎と申します。お宅に配属している白河悟が本日・・・』

隣で事務所に連絡しているであろう先生を横目で見ながら彩は考えていた。
ふと先輩に目を向けると
うっすらと目を開けているようだった。


「せんぱいっ!白河先輩っ!」

彩は走ってベッドに近づいて手をにぎった。


---------------はぁ

「あれ・・・・おれ・・・」

目を覚ました白河。

「先輩?私です。彩です。わかります?」


「あ、彩ちゃんだ。どうして・・・?」


「先輩が晃くんと踊ってたら倒れたんです。
で、私がたまたま通り過ぎてついてきちゃったんです。」


「そんなことがあったんだ。俺全然覚えてなくってごめんね?」


「あ、いえいえ。そんなことはどうでもいいんです!!!気持ち悪くはないです?」


「あ、っ全然大丈夫だよ?心配してくれたんだ?

この手も。」



ふと先輩が言ってた手を見てみると必死に私がつないでいた手。


「あ/////
こ、これは先輩がめを覚まして・・・自然と・・・あれ
す、すみません。」



恥ずかしくなりつないでいた手を離す彩。



「ずっとこのままでよかったのに・・・

あったかくって。ぬくもりのある・・・」






ふと悲しい顔をしながらいう悟。
やっぱりいつもと違う先輩に気付く彩。
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