第12章 湧き上がる思い
晃くん・・・絶対優勝!!!
だいじょぶ!
私は手を自然とくんで願ってしまっていた。
それを横でチラっとみるひとみ。
ふふ
って微笑み見守っていた。
ステージは続々と終えていた。
どの人も並のパフォーマンスではなかった。
歌いながら踊る人、ダンスだけじゃなくってお笑いとかたくさん。
『ではでは、続いては・・・・・赤坂AKIRA~~~♪』
えっ?晃くんだ!
「あ、晃だね!彩大丈夫?;;」
そう私に問いかけるひとみ。
「だ・・・大丈夫。だと思う。」
「何あんたまで緊張してんの。あいつはやるときはやるっていう男よ見守りなさいよね♪」
ほんとこの子ってすごい。
ひとみの言葉ですっと握っていた手
を離した。