第11章 彼が残したもの
雅紀side
潤の葬式には、
おれ、ゆきちゃん、智先生、和先生、ゆきちゃんのお兄さんの5人しか
集まらなかった。
ゆき:「…はぁ…潤の葬式、5人しか居なかったね。」
雅:「まぁ、親戚も居ないし、親もどこて何してるか分かんないし、生きてるかも分かんないからね。」
ゆき:「…潤。笑ってるかな…」
雅:「…きっとね。」
翔:「…おれ、潤くんとは、話したことないけど、きっと、いい子だったんだろうね。…ちゃんと、愛されてる。ゆきや君や先生達にも。」
ゆき:「…私、ずっと、忘れない。ずっと、潤のこと想い続ける…あ…雅紀くんのこともちゃんと、考えてるから…」
雅:「…うん。ありがとう。」
おれ、潤の代わりに彼女を守るよ。