第8章 告白
潤side
潤:「…はぁっ…智先生、どこいったんだろ…」
ガラッ
智:「…潤。連れてきたよ。」
潤:「ゆき…」
ゆき:「潤くん、私ね、潤くんのことが好き…」
潤:「…え…」
思ってもみなかった告白。
嬉しかった。
俺も同じ気持ちだったから。
でも、俺と付き合っても
彼女は、幸せにならない。
潤:「…ごめん。」
ゆき:「…っ…そう。…潤くんは、私のこと、どう思ってるの?」
潤:「…友達?」
ゆき:「…友達、ね。そっか…ごめん。気にしないで?」
そう言って、笑うんだ。
ゆき:「…私、病室戻るねっ…ほんと、ごめんっ…」
そう言って、出ていってしまった。
潤:「……」
智:「…潤。なんで、ほんとの気持ち言わないんだ。」
潤:「…だって、俺、永くないでしょ…?」
智:「……あと、1週間。」
潤:「…1週間。」
智:「…潤。彼女を傷つけたままでいいのか?…少しでも、彼女と居たいんだろ?」
好き。
苦しいくらい
好きなんだ。