第31章 只今入院中
それから、精密検査や先生の長い長い話を聞き終え、自分の部屋に入る
まさかの一人部屋
酷くないですか!?
1人ですよ?
ひ・と・り!!
寂しいですやん!!
仕方がない………
携帯でもイジイジしてましょうかね
葵
「……ん?
……だれからだろ」
メッセージが届いていた
開けてみると、そこには……
津田!!
お前、どこに居るんだ!?
大地さんからのメールだった
打ったばかりの点滴をひいて、とりあえず外へ出た
病院の中で、さすがに電話はまずいだろうと思いまして
外へ出て、大地さんに電話をかける
学校も終わっている時間だし、運良く休憩時間なら出てくれるだろう
ーーーーープルルルルルッ
プルルルルルッ
葵
(出ないなあ……)
プルルルルルップッ
葵
「あ!もしもs『お前!!どこに居るんだ!』
携帯から怒号がなり響く
思わず耳を離してしまう
ゆっくり耳を近づけて、答える
葵
「勝手にすみませんでした
だけど、今からじゃないと間に合わないと思ったので」
大地さん
「お前、何してるんだよ」
葵
「すみません、それは言えないです」
大地さん
「俺だから言えないのか……?」
葵
「そういう……わけではっ」
田中さん
「おいお前!!
仲間に隠し事は良くねーぞ!!」
西谷さん
「龍!!その言葉、かっこいいぜ!」
スピーカーにしているのだろう、
みんなも聞いているみたいだ