第3章 練習、練習、練習
体育館の端の方で、私は影山をずっと見てた
(なるほど…… 確かに言い切る程のスペックはあるなあ)
(でも、スペックだけがずば抜けて良いだけじゃない
仲間との連携だって重要……
今の影山のままでは………)
日向
「おれもスパイク打ちたい!おれにもトス上げてくれよ!」
日向が影山にねだってる
影山
「………………嫌だ。」
おおっと、影山君、意地悪だねー
影山は、その理由を日向にはっきりと述べている
もうちょっとオブラートに包んであげなよなー
日向、かわいそーじゃん!
日向は俯いて、歯をくいしばっている
葵
「………日向、僕が上げてあげよっか?」