第16章 お風呂場騒動
ーーーーーガチャーーーーー
葵
「ふんふふーん♬……………ん?」
ドアの方へ目を向ける
「ぎ……………
ぎゃあぁあああーーーー!!!!!」
叫び声はこの施設内に響き渡った
葵
「ちょっ!影山!!!
何でいるの?!」
影山
「お前、うるさい
さっきまで走ってた…………ん………だよ
っ!?!?!?」
咄嗟に私は体を持っていたタオルで隠す
タオルあってよかったー☆
じゃなくて!
大地さん
「どうした?」
すぐ近くの方で、ゾロゾロと歩いてくる音が聞こえる
葵
(やばいっ
入ってこられたら、公開処刑だよ!!!)
「影山!!入れっ」
ぐいっと手を引っ張って、お風呂場に入れる
大地さん
「おい、大丈夫か?」
トビラの向こうでそう叫ぶ声
葵
「はい!すみません
カエルがいたもんで、つい叫んでしまいました」
影山
「おい、カエルなんてどk(モガッ)」
大地さん
「あんまり、うるさくするなよ」
きびすを返していく音
葵
「ほっ………」
影山
「んー!ムガッ!モガモガ!!」
葵
「あっ、ごめん」パッ
影山
「ふー…………
お前、もしかして…………女なのか……」
葵
「もしかしなくても、どう見ても女でしょ」
影山
「わ、わりぃ////」
お風呂場を出ていこうとする影山
葵
「ちょっと待って!」ガシッ
影山
「!?」
腕を掴んだ私に驚き振り返る影山
葵
「入ってすぐに出て行くと怪しまれるじゃん」
影山
「………?」
葵
「……一緒に…………入れっ////」