第3章 1日目
「なんか尻尾増えてるけど、どうしたの?」
鉄華が右近に聞く。
「えっ、あ、な、なんでもない、です… 」
また増えた。
「…もしかして、動揺したり緊張したりすると尻尾が増えるの?」
かぐやが、核心をついてきた。
『あ~、確かに~』
「…ごめん、なんの話してるか全くわかんないんだけど…」
「右近ちゃんは、九尾なんだよ」
鉄華が白に説明した。
「………………!?!?!?!?」(白)
普段冷静な白も、あたし達と同じような状態になってしまったので
ずっと黙って話を聞いていた先生は、また『腹づつみ』をしなければならなくなった。