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チイサナイキ

第4章 第三の日


……何日経ったのだろう。

時間がわからない…



苦しい………。


時間がわからないのがこんなに辛いなんて知らなかった…。

『………ここからでたい…。』

椎菜は小さく呟いた。


唯一ある小さな窓からは荒れ狂う波の音しか聞こえない。

外をみても月と太陽が暗い空にふたつ並んで浮かんでいる。


星は無い。

向こう側に島らしきものも無いし、あったとしてもこの荒れている海に出れば死ぬのは避けられないことだった。

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