【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第49章 *また逢えた……【虹村修造】*
もう……我慢出来ない。
こいつが言い終わると同時にオレは腕を引いた。
ふわっと落ちて来た身体抱き締めて、何年振りかの温かさを確かめる。
何も変わらないの感触に……オレは直ぐ離れられなかった。
「やっと修造って呼んだな……」
「すみません……恥ずかしくて……」
「ったく……余計な不安抱えちまったじゃねぇか」
「ごめんなさい……」
「……で?」
「え…?」
「結局はどう思ってんだよ。ハッキリ言え」
「修造こそ言って欲しいです……」
「……分かるだろ」
「聞かせて下さい……」
と言われても気恥ずかしい。
ここで躓いてちゃ「愛してる」なんてエベレスト級だ。
好きは未だしもそれ以上はやっぱ言えねぇかも……。
今はまだどう足掻こうと好きしか言えない。
いきなりじゃ流石に重いだろうし。
「修造…?」
「っ……そんな悲しそうに呼ぶなよ」
「あ……すみません……」
「」
「はい……」
「……好きだ。あの頃より」
「っ……はいっ……」
「オメーはどうなんだよ」
「好きですっ……修造が想ってるよりずっと……」