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【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第49章 *また逢えた……【虹村修造】*


虹村side



「久しぶり……だな」

「そうですね……」



空港で見つめ合う事数分。
ようやく口を開いたオレは、正直パニックを起こしていた。


何を……どうすればいいのか分からない。

長年ずっと想って来たのに、こいつがあまりにも雰囲気を変えて登場したものだから照れ臭くて仕方が無い。


さっきは顔から目が離せなかったけど……オレの目線は既にその辺りの空間を見ていた。



「帰って来たんですね……」

「……おー。また日本で暮らす事になったからな」

「そうですか……」

「つーか……お前ここで働いてんのか?」



そういえば。

と、の格好を思い出し聞いてみる。
ここから見える受付の奴と同じ制服を着ていたから。


CAとはまた違う職業。
……何ていうのかは分からないが。



「はい。グランドスタッフです」

「ぐらんどすたっふ?」

「搭乗手続きをしたり、案内をしたりする人達の事ですよ。語学力がなくてなるまでに大変でしたけど」

「じゃあ何でなりてぇって思ったんだ?」

「それは……ちょっと言いにくいです……」

「あ?なんでだよ」

「……虹村さんには言えません」

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