【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第2章 *初体験【赤司征十郎】*
「信じられない……」と、口に手を当てて驚くを……オレは静かに引き寄せた。
この行動でオレの気持ちを理解してくれたようだったな。
「ほ……んと…なの……?」
「ああ。分かってくれたようだね」
「う、うん……」
「オレの彼女になってくれるかな」
「えっ、と……」
「好きだろう?オレが」
「ど、どうしてそれを……」
「さっきキミは“私なんか好きになってくれるわけ……”と言っていたよ」
「あ……」
「好きだと言ってくれないかな、この口で……」
オレはこの時の唇に触れた。
彼女はボーッとしながらこっちを見上げて、オレを見つめながら言った「うん……好きだよ……」という言葉を……オレは今でも忘れていない。
聞く前から分かってしまってはいたがやはり嬉しくて、「ありがとう」という言葉と共にオレは……
この時そっとに顔を近付けた。