• テキストサイズ

【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第46章 *主将、鼻血を出す【笠松幸男】*


笠松side



「せんぱーい!っちが待ってるっスよ!」

「うるせぇさっさと片付けろ!!」



笠松幸男、実は彼女がいます。
黄瀬と同学年、年下の彼女が。


黄瀬がを練習に連れて来たのが出会いで、そこからほぼ毎日来てた。


最初の頃は黄瀬がを好きなんだと思ってたオレ。
仲良かったし、休憩でよく話していたから。


ったく……真面目にやる気あんのかあいつは。


って睨み効かせてたけど、2人が話してた内容は全てオレの事だった。


黄瀬はの事を友達としか思ってなくて……
は……オレ目当てだったんだ。




『あっ、あの…!』

『うっ…!』
(あの女じゃねぇか…!)

『良かったら……れ、連絡下さいっ!』

『はっ…?!え、あ……』

『失礼しました…!』




ある日突然紙切れ渡されて……そこで初めて名前を知ったんだ。
メアド、番号と一緒に書かれてたから。


こんなの渡されても困るぜ…!!


なんて慌てて、家に帰ってからずっと紙を眺めてた。

ろくに面識のない女に送るのか否かをひたすら考えながら。


けどその日は無理で……


結局送れたのは、オレが紙を渡されてから1ヶ月経った後だった。
/ 738ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp