【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第44章 *沢山のありがとう【黄瀬涼太】*
「涼太……ありがとう……」
「どうしたんスか急に」
ナカをしっかりと柔らかくし、そして装備万端のオレ。
後挿れば2人で分かち合えるって時に突然言われた「ありがとう」。
ちょっとビックリして聞いてみると、っちはこんな事を言ってくれた。
私を助けてくれてありがとう。
毎日送ってくれてありがとう。
汚くないって言ってくれてありがとう。
触れてくれてありがとう。
好きだって言ってくれてありがとう。
聞こえるのは沢山の「ありがとう」の言葉だった。
こんな一度に言われた事なかったから……照れる。
っちと目が合わせられない。
「まだあるの……聞いてくれる…?」
「な、なんスかもぉー!オレ今めちゃくちゃドキドキして、」
「幸せにしてくれて……ありがとう」
ああ……良かった。本当にそう思った。
オレはちゃんとっちを幸せに出来てた。
今までで1番嬉しい「ありがとう」だ。
「そうっスか……良かった……」
「後……ごめんね、まだ伝えたい事があるんだ……」
「なんスか…?」
「助けてくれたのが涼太で良かった……」
もう……っちはオレをどこまで喜びでいっぱいにさせてくるんだろう。
嬉し涙がジワリと目頭に溜まってしまう。
幸せなのはオレだ。
「っ……オレも……変な話っスけど……」
「ん…?」
「助けたのがっちで良かったっス…っ!」
「あっ……ンン!」
幸せ過ぎて……この気持ちを早く共有したくて……
オレはこの愛くるしいっちの身体に自身を埋めた。
鼻と鼻がくっ付く距離まで近付いてお互いの吐息を混ぜながら見つめ合うオレ達。
次々と息が漏れるけど……唇が引かれ合うのは避けられない。