【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第42章 *オレとお前【青峰大輝】2*
一時期……新しい女作ろうかと考えた事があった。
そうしたら何もかも忘れられるんじゃないかって。
当時はまだ練習したいなんて思ってなかったから、バスケに打ち込むって方法はなかったし。
けど作らなかった。
と言うより作れなかった。
いつどんな時でも……オレの中にはが居たから。
だったらに早く男が出来ればいいと思っていたけど全然で、訳もなくイラついたりして。
でももう苛立つ必要はない。
「だ……大輝っ……」
「隠してんじゃねぇよ。手ぇ退かせ」
「大輝も私も……全部脱ぐなんて聞いてないよ…っ」
「服なんざ邪魔なんだよ。お前をちゃんと感じてぇんだわ、オレ……」
「ひゃ……ンン…っ」
「痕付けんぞ……」
「ッはぁ……んっ…!」
の首筋辺りからはあの頃と同じ匂いがした。
オレを益々本気にさせてくる。
痕だって吸えば簡単に付いてしまうこのか弱い肌に、オレは幾度となく唇を這わせた。
割れ物を扱うかのごとく。
自然と指と指が絡み合い、オレが唇を触れさせるとはキュッと握って来る。
可愛過ぎて……おかしくなりそうだ。