【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】
第42章 *オレとお前【青峰大輝】2*
けどこの身体に湧き上がるこいつへの想いはもう抑えられない。
抱く事が全てではないのは分かってる。
分かってるけど……ダメなんだ。
一度捨てた女を自分の勝手で抱きたいと思うのは最低かもしれない。
でもを……もう一度感じたい。
全身で……。
「ははっ……興奮してんのかオレは……息上がるわ……」
「えっ…?」
「……よく聞いとけよ」
「何…?」
「好きだ」
「あ……きゃっ…!」
やっと言えた。
好きだってやっと口に出来た。
ていうかもう……言葉にして吐き出さないとオレが苦しい。
好きで好きで堪らないお前をベッドまで運んで……そして上に乗っかればこいつは笑ってくれる。
それは今までのオレを許してくれてるかのような微笑みだった。
見てると優しい気持ちになれて……こっちまで顔が緩む。
「本当にいいのか?」
「てか……寧ろそうして欲しい……」
「言うじゃん。昔は恥ずかしがってたくせによ」
「それは大輝もでしょ…?」
「うっせーな……アン時は慣れてなかったんだよオレ」
「今は誰かとで慣れちゃったの…?」
「あ?バカ、そんなわけねぇだろ。アレ以来誰も抱いてねぇよ……」