• テキストサイズ

【黒子のバスケ】お手をどうぞ、お姫様【裏*18禁】

第39章 *何が足りない?【高尾和成】*


高尾side



「なあ真ちゃん……ちゃんの事、好き?」



居残り練後。


「しーんちゃん!大事な話があんだけどっ!あ、聞かれたくねぇから場所はオレが指定すんな?」


って言って連れ込んだ路地裏。

真ちゃんと向かい合うオレの背中には包丁が隠されてる。



「いきなり何なのだよ」

「お前ツンデレだから心配してんだぜー?ちゃんとちゃんを大事にしてっかなーってな!」

「そんな事の為にわざわざ路地裏を選んだというのか?」



〝そんな事〟



そんな事ってどういう事だよ。と聞きたい。


オレからちゃんを奪っといてその適当さ。

腹が立って吐き気までする。



「恥ずかしいっしょー…?こういう話すんのってさ……」

「迷惑なのだよ」

「オレはさ……マジなんだよ。あいつの事」

「だからなんなのだよ。まさか……別れろなどとくだらない事を言うんじゃないだろうな」

「ちょ、なーに言ってんだよ真ちゃん!当然別れてもらうに決まってるっしょ?」

「何…………っ!!」

「消えろよ、真ちゃん」
/ 738ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp